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人間の「心」は「思い」を生み出し続ける。
喜びと憎しみ、悲しみと…
そして…。
そんな「思い」を「力」に変える事の出来る者達がいた。
その名は『唯心の一族』(ゆいしんのいちぞく)。
彼らはその力の名を『唯心響血』(ゆいしんきょうけつ)とし、
日本という国を人知れず陰ながら支え続ける
─明治元年─
この国の争いは終焉を迎え、平穏な時を取り戻しつつあった…
しかし戦で疲弊し、消耗したその心に…運命は新たな試練を与えた。
『呪い』(のろい)。一族の中でそう称された痛みはきっと、力を得た代償。
いや、その代償に力を得たのか。
暗雲立ちこめる一族の新たな時代…。そんな時、一人の女性が立ち上がった。
彼女は運命に従うように、抗うように…人であるが故に誰もが抱く心の闇に対峙する。
それは、
苦しむ仲間を助ける為。
大切な人を守り抜く為。
そして、
自分の『願い』を…叶える為に…
─昭和20年─
─現代─
そして今、僕達が生きるこの時代で…時を越え、残った「思い」は交錯し、───響く。
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